
民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は28日、中国在新潟総領事館(新潟市)の移転・拡張計画の用地売買に関係している不動産会社から、自民党の中原八一参院議員(新潟選挙区、国土交通政務官)側に政治献金が提供されていた問題について「便宜供与を求めるような質問を国会でしておきながら、その裏で献金をもらっていたのは完全にアウト、大問題だ」と述べ、国会で追及していく考えを表明した。
居酒屋大手のワタミが、1996年の上場以来、初めての赤字に転落した。主力の外食事業の既存店売上高は前期比で7%減で、連結最終損益は49億円の赤字。今期は同社の居酒屋の1割にあたる60店を閉店すると発表している。このほか「甘太郎」などを運営するコロワイドは前期比で3%減、「はなの舞」などを運営するチムニーも4%減となるなど、居酒屋チェーンは総じて苦戦している。
居酒屋にとって、かねてからの経営課題は「若者の酒離れ」だ。国民健康・栄養調査によると、20代の8割は飲酒習慣(1日に1合以上飲む日が週3日以上)をもっておらず、飲まない人は徐々に増えている。
居酒屋に活路はないのか。若者の消費分析を専門とする博報堂のマーケッター・原田曜平氏に聞いた。
■「さとり世代」はビールで乾杯しない
現代の若者は「さとり世代」と呼ばれます。消費をしない、上昇志向がない、恋愛に淡白。そんな消極的な性格を、さとりをひらいた僧に喩えた表現です。ネット掲示板の「2ちゃんねる」が発祥で、2013年の流行語大賞にもノミネートされました。
この世代は、誕生したときにはバブル経済が崩壊、成長期は常に不景気だといわれていました。不景気しか知らずに育ったために消費には慎重です。
学校では「ゆとり教育」が行われ、個性の尊重が謳われる一方で、競争を煽られることは減りました。運動会の徒競走では、順位がつかないように、ゴールの手前で後続を待ち、手を繋いで一緒にテープを切ります。
また中高生のころから携帯電話を持ち、「ネットいじめ」を経験しているため、人間関係に敏感で、「空気を読む」ことに気をつかいます。目立つ行動をして「イタイ」と言われることが何よりも怖い。ネットを使えば情報が簡単に手に入るため、無駄に思えることやリスクを伴う行動はしません。
現状への満足度が高く、無駄な消費と無駄な努力を拒否する。こうした傾向は、かつての「バブル世代」が、猛烈な上昇志向を持ち、散財に明け暮れたのとは真逆といえます。
弘前市立博物館(弘前市下白銀町)で5月24日、「知られざるミュシャ展」が始まった。東北初公開作品を含む約160点展示。弘前でミュシャの作品は20年ぶりの展示となる。(弘前経済新聞)
【画像】 珍しい作品だけでなく、ミュシャの代表作であるサラ・ベルナールを描いた劇場ポスター6点が並ぶ
アルフォンス・ミュシャは1900年代初頭を代表するチェコの画家で商業デザイナー。フランスの舞台女優サラ・ベルナールのポスターを手掛けたことで一躍有名となり、ポスターだけでなく、商業広告や雑誌、装飾パネルなどの作品を制作。優美な女性と曲線美豊かな草花をモチーフとした作風が特徴的で、華やかなアール・ヌーボー様式を代表する作品は女性を中心に人気が高い。
同展ではチェコの医学博士が3代にわたって収集した「チマル・コレクション」を中心に展示する。日本初公開となる資料33点の中にはミュシャが15歳の時に描いたという未公開作品や、これまで一度も展示されたことが無い貴重な油彩などを展示。同展が「知られざるミュシャ展」の最終会場となる。
同館学芸員の棟方隆仁さんは「今回の展示はリニューアルした博物館だからこそ実現した」と話す。4月5日に1年間の改修工事を経てリニューアルした。作品に応じた照度の調整や湿度管理が可能となり、国際的な厳しい展示基準にも対応できた。「新しくなった博物館の設備にも注目していただけるとうれしい」という。
会期中、定期的に作品解説を行う。毎週日曜日14時から一般向けのギャラリートークを、毎週土曜10時30分から子ども向けの親子鑑賞会も行う。いずれも聴講無料。
開館時間は9時30分~16時30分。入館料は、一般=800円、高校生・大学生=400円、小中学生=200円。6月29日まで。期間中は無休。