
[5.10 セリエA第37節 インテル4-1ラツィオ]
セリエAは10日、第37節を行い、DF長友佑都の所属するインテルはホームでラツィオと対戦し、4-1で勝利した。3-1の後半7分からは今季限りでの現役引退を表明したDFハビエル・サネッティが途中出場。ワルテル・マッツァーリ監督は「この勝利は彼に捧げたい」と話し、ホーム最終戦を終えたキャプテンの功績をあらためて称えた。
指揮官はクラブの公式サイトで「ハビエル(・サネッティ)のためにも、この試合がこういう結末になって良かった」と振り返り、「選手たちには『キャプテンのために良い勝利を手にして盛大なフェスタにしよう』と言ってあった。彼は参考にすべき手本だ。私はシーズン中、若手にサネッティを見習うようにと何度も言ったんだ」と明かした。
指揮官だけでなく、クラブ首脳もレジェンドに対する称賛を惜しまなかった。試合前、「サネッティはフロントの一員になる」と明言したエリック・トヒル会長は背番号4を永久欠番とする可能性についても「私とモラッティと幹部で話し合って検討するつもりだ。その可能性はある」と言及した。
マッシモ・モラッティ名誉会長も、試合後のセレモニーで感謝と賛辞を送った。
「彼はインテルにやって来たその日からこのユニフォームを尊重し、我々にインテリスタであることを誇りに感じさせてくれた存在だ。彼と一緒に、我々は数々の、いや、すべてのタイトルを手にした。彼は我々の愛情に値する存在であり、いつまでも我々の記憶に残る存在だ」
頼りになる。9日の中日戦、1点を先制された直後の四回2死一、三塁の好機で6番の広瀬純(35)が中前に同点適時打。中日を3―2で下した逆転勝利の口火を切った。
後輩から「純さん」と慕われる14年目のベテラン。チーム内では、野村監督以上の求心力があるともっぱらだ。
■練習量はチームで一、二
「昨年4月に15打席連続出塁の日本記録を作った際にお立ち台で、『何より勝ってよかった。ボクの記録は(ファンが)お酒のツマミにしてくれたらそれで満足です』と話したように、とにかく謙虚な男。チームで3番目の年長選手ながら、偉ぶったところがひとつもない。月並みだけど、真面目で練習熱心、35歳になった今でも練習量はチームで一、二を争う。後輩選手からはもちろん、松田オーナーの覚えもめでたく、引退後はコーチとしてチームに残ることが決まっているともっぱらです。国内FA権を取得した11年オフに、広島には珍しく3年の長期契約を結んだのも、幹部候補生の証しです」(地元マスコミ関係者)
今季はここまで、24試合に出場して打率.278、1本塁打、12打点。成績は物足りないとはいえ、若手の面倒見がいいチームリーダーとして数字以上の貢献度がある。この日も、七回に勝ち越しの適時打を放った7年目28歳・松山の活躍を自分のことのように喜び、ベンチで何度も頭をなで回す姿があった。
この日は出場がなかったものの、チームは中日を13対5の大差で下し、首位をがっちりキープ。広島の快進撃の裏に広瀬あり、なのだ。