
◇欧州アジア共催◇メイバンク・マレーシアオープン 初日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6,967ヤード(パー72)
熱帯気候特有の荒天による中断を挟み、42人がホールアウトできないまま日没サスペンデッドに。第1ラウンドの再開時間は明日2日目の午前7時40分を予定している。
暫定ながら7アンダー単独首位に立ってホールアウトしたのは、前週の海外メジャー初戦「マスターズ」を7位タイで終えてマレーシアに乗り込んだリー・ウェストウッド(イングランド)。2つ伸ばして折り返した後半アウトで、上がりの3連続を含む5バーディを奪い一気に首位へと躍り出た。世界ランキング36位は今週出場選手の中で最上位。その貫禄を、初日から存分に見せつけた。
6アンダーの暫定2位にニコラス・コルサーツ(ベルギー)。5アンダーの暫定3位にマイケル・ホーイ(北アイルランド)とリカルド・サントス(ポルトガル)が続き、上位4人はいずれも第1ラウンドを無事に完走した。
さらに1打差の4アンダー暫定5位に、昨年の日本・アジア共催「パナソニックオープン」優勝により出場資格を得た川村昌弘が続く。川村は後半17番までに6バーディ、2ボギーで回り、あと1ホールを残して中断。明日は18番のみをプレー後、引き続き第2ラウンドに突入する。その他の日本勢では、小林正則が1オーバーの暫定61位、片岡大育が5オーバーの暫定117位でともにホールアウトした。
ヤンキースの田中将大が現地時間16日、本拠地ヤンキースタジアムで先発し、8回を2安打、無失点、10奪三振の圧巻のピッチングでメジャー2勝目を手にした。これでデビューから3試合で28三振。Elias 調べによると、ヤンキースの投手でデビュー3試合以内では、1987年のアル・ライター(25三振)を越えて歴代最多記録。また、8回以上を投げて10三振以上を奪い、2被安打以下に抑えたのは、2005年7月26日のランディ・ジョンソン(8回2被安打11三振)以来となる快挙だった。
メジャーの名だたる名投手と、肩を並べていくような素晴らしい三振ショーを支えたのは、宝刀スプリットだ。10個の三振のうち7つが、そのスプリットで奪ったスイングアウト。カブスの監督は、「スプリットに手を出すな」との指令を出していたが、その指令も功を奏しない。なぜなら、田中のスプリットは、ストライクゾーンからボールゾーンに落ちるものだけではなくストライクゾーンからストライクゾーンに落ちるものもあるからだ。この打者に振ってもらうことだけを前提にせず、自分からストライクも取りにいける投手主導型の落ちるボールが、昨年楽天で24連勝を実現した田中の特長だったが、ようやく、その感覚をメジャーでも取り戻した。しかも、腕の振りとフォームがほとんど一緒なので、ストレートとスプリットの見分けがつきにくい。カブスの監督も「ボールが手から出てきた瞬間は、直球に見えるんだ。とてもいいアクションがある」と降参した。
試合後、二番打者のルギアノは、「初めてスプリットを見たけど一種類じゃなかった。ストンと落ちるのもあったし、横に落ちるのもあった。オフスピードのボールを振り続けてしまった。そもそも、ナリーグには、あんなにスプリットを投げる先発選手はいないよ。中継ぎ、抑えならいるけど」と、首を何度か横に振った。4番を打つシャーホルツも、田中の宝刀スプリットを絶賛した。