
脳髄膜炎の一因となっている播種性クリプトコックス症について、厚生労働省が感染症法の5類全数把握疾患とすることを決めた。20日に開かれた厚生科学審議会感染症部会にこの案を示し、了承された。この感染症の病原体「クリプトコックス・ガッティ」は致死率が20%と高く、国内でも報告があるため、発生動向の把握が必要と判断した。感染症に関する省令を改正する方針で、すべての医療機関が保健所に届け出ることになる見通し。【新井哉】
厚労省などによると、播種性クリプトコックス症の主な原因真菌は、ハトやニワトリなどのふんで発育する「クリプトコックス・ネオフォルマンス」と、ユーカリなどの樹木に生息する「クリプトコックス・ガッティ」があり、国内での播種性クリプトコックス症の発生は年間200―400例と推定されている。