
【北京=川越一】日本経済新聞重慶支局の中国人助手が中国の公安当局に拘束された問題で、公安当局は7日、拘束から25日ぶりにこの助手を釈放した。同社ウェブサイトが伝えた。
公安当局は、5月13日朝に助手を重慶市内の自宅から連行した。その際、同月上旬に拘束された人権派弁護士、浦志強氏に関する調査への協力を求めるためなどと説明していた。
当局は5月26日になって、家族に対し、「騒ぎをあおった」との容疑で勾留したと文書で正式に通知。連行の約2週間後に勾留通知が手渡されたことで、正式な逮捕、起訴など問題の長期化が懸念されていた。
天安門事件から25年の節目である6月4日が過ぎるのを待って、釈放した可能性もある。同社はサイト上で、「中国の公安当局に対して事実関係の確認などを求めてきたが、回答はなかった」としている。