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巨人新加入セペダ「いきなり4番」でチームに漂う不穏な空気 - にゅーすめぢから

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2026.03.26|コメント(-)トラックバック(-)

巨人新加入セペダ「いきなり4番」でチームに漂う不穏な空気


 前代未聞の大抜擢だ。巨人に新加入したキューバの主砲、フレデリク・セペダ(34)が、15日のヤクルト戦に先発出場。それも、いきなり「4番・左翼」でのデビューだから、東京ドームのスタンドもどよめいた。

「(来日して)3日しか経っていない。時差ボケもあるし、体が重たい」と、本人が試合後に吐露したように、12日に来日したばかり。ジャイアンツ球場でたった2日間練習し、この日一軍に合流した助っ人を、原監督は試合前練習を見る前に出場選手登録。巨人の「第80代」4番を与えたことに、チーム内ではこんな声が聞かれた。

「あの人ってキューバの“国賓”なんでしょ? いくら実績があるといっても、来たばっかりで打撃も守備も見ていないのに4番って凄いよね。“実力至上主義”は国賓には適用されないんですね。それだけの大物なんだろうけど……」

 某選手はそう言って皮肉交じりの言葉を途中でのみ込んだが、球団や首脳陣にとってはキューバ政府から派遣が許可されたセペダは確かに、国賓みたいなものかもしれない。試合前練習では、セペダがグラウンドに姿を現すや、キューバ音楽のサルサを流す歓待ぶり。原監督も「いざ、出陣でしょ!」といつも以上にテンションが高かった。

■「実力至上主義」はどこへ

 対照的に、試合前の選手は冷静で、「セペダ? まだ知らないっす。もしセンターを守ったらカバーする? いや、オレ、ライトなんで関係ないっす」とは長野の反応。この日は8番に打順が降格したとあって、いつもの陽気さが感じられなかった。中堅で先発した松本哲は「セペダ? まだよく分かんないですね。左翼の方までカバー? それはいつも意識してるんで、やることは変わらない」とこちらも淡々。

 チーム関係者が「確かに打撃は良さそうだけど、守備とか動けるのかな? (04年まで在籍した)晩年のペタジーニにそっくりだな」とボソリと漏らす横で、あるコーチはなぜか「セペダが楽しみ? まだ見てないし、全然楽しみじゃないよ!」とカリカリしているなど、試合前のグラウンドには妙な空気が漂っていた。

 当然だろう。注目のセペダは3点を追う三回の第2打席で一、二塁間を破る適時打を放ち、初安打初打点をマーク。3打数1安打の結果に原監督は「非常に存在感もあって結果も出たし、いいデビューをしたと思う」と話したが、打ったからいいという話ではない。原監督は「実力至上主義」の方針のもと、調子が悪いとみれば主力の阿部や坂本ですら先発から外すなど、時に非情ともいわれる起用、采配でチームをマネジメントしてきた。今回のセペダへの対応はこれまでの方針に明らかに反する。

 ヤクルトに4-11で大敗して4連敗となった試合後、セペダの4番起用について「もう少し活躍……というか、いいゲームの時に言う。温めておくよ。なぜ、というのはね」と言葉を濁した指揮官。自身も長く巨人の主砲を担い、現役引退の際には「何人(なんぴと)も侵すことのできない聖域」と巨人の4番を表現した。その聖域を簡単に差し出した影響は小さくないのではないか。VIP助っ人の加入は、連敗で沈み込むチームの雰囲気をさらに悪化させる可能性をはらんでいる。

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2014.05.16|コメント(-)トラックバック(-)
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