
今季で球団創設80周年を迎える巨人。シーズン開幕を間近に控えて高まる祝賀ムードに水を差しているのが、球団OBを“ネタ元”とする週刊誌の醜聞だ。元4番打者の清原和博氏(46)が目下の標的となっている。
開幕が迫る本拠地の東京ドームで26日、80周年仕様になったホームの一塁側通路がお披露目された。選手らがロッカーまで歩く道のりには、両脇の壁に球団史の年表とともに投打8人ずつ、名選手の雄姿が躍る。これには原監督も「すごいよね」と喜び、王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)と松井秀喜氏の間に描かれた自身の絵の前でポーズを取った。
だが残念なことに、この日発売された週刊誌「週刊文春」のトップ記事には、原監督や松井氏に連なる巨人64代4番打者に関する醜聞が掲載された。『清原和博は巨人時代から薬物をやっていた!』との見出しで、覚醒剤で逮捕歴のある元チームメートに対し、清原氏が薬物を催促するメールを紹介。清原氏が1998年ごろから違法薬物のグリーニーを「コーヒーに溶かして飲んでいた」などと伝えている。
球界関係者によると、この元チームメートは2012年6月に同誌が報じた、原監督の1億円不倫スキャンダルの際も関連が指摘されたという。かつて巨人のユニホームを着たOBの中に、伝統ある球団の看板に泥を塗るような“ネタ元”がいるというのだ。記念すべきシーズンの途中で、いつまた、このOB発の“紙爆弾”が投下されるか予断を許さない状況だ。
同誌は6日発売号でも『清原緊急入院、薬物でボロボロ』と報道しているが、清原氏のマネジメント会社はこの日、同誌を発行する文藝春秋社に対し、計2億5000万円の損害賠償などを求める訴訟の準備中であると明かした。清原氏も「大変ご心配をおかけしていますが、強い決意を持って最後まで戦います」とコメントしている。
28日の開幕戦の試合前セレモニーでは巨人OB約200人が東京ドームに集う。清原氏と同時期にプレーした工藤公康、二岡智宏、仁志敏久、元木大介の各氏は参加予定だと球団側は発表した。
9年間の在籍中、歴代9位の297試合で4番を務めた清原氏も、球団史を語る上で欠くことのできないOBの1人だが…。担当者は出欠について「これまで発表された方以外については、当日まで来るかどうか答えることはできない」としている。