
■教育関連4217冊廃棄
京都市立図書館などを管理運営する市の外郭団体「市生涯学習振興財団」(京都市中京区)が、市教委編集の教育関連書籍の大半が売れ残ったなどと監査で指摘され、約1100万円の損失を計上していたことが31日わかった。
同財団によると、売れ残ったのは、市教委が企画や編集に携わり財団が購入した教育関連書籍で、4217冊を廃棄処分した。自主事業の市民講座用に財団が制作した画集も約1100冊が在庫になった。
平成25年度の外郭団体向けの監査で、これらの書籍について「資産価値がない」と指摘されたことから、財団は25年度末の会計で棚卸資産廃棄損として1134万円を計上した。
財団は市の100%出資で市生涯学習総合センターと市立図書館を管理運営。収益約15億8千万円の9割以上が市からの委託料や補助金で、財団職員221人のうち市からの出向者と市職員OBが約3分の1を占める。
同財団は「販売の見通しが甘かった」と釈明。市教委は「損失を生じさせたことを反省し、決算状況を確認するなどきめ細かく管理したい」としている。(吉國在)