
松竹芸能は先月2月、Web上で大学の講義のように授業を行う「『落語』超入門--松竹芸能の噺家に、落語の楽しみ方を教えてもらおう」を3回にわたって配信。昨日3月12日、この授業で先生役を務めた桂小春團治がお笑いナタリーの取材に応じた。
小春團治は「『落語』超入門」で「時うどん」「まんじゅうこわい」といった定番の演目や創作落語を題材に、その背景にある文化や歴史を初心者にもわかりやすく解説。自身の授業を振り返り「落語はライブ芸なので目の前にお客さんがいなくて不安だったが、受講生がリアルタイムで反応を書き込んでくれた。ネットだと話を聞いてる人間の思うことが、言葉で手に取るようにわかる。目の前にいないのに、よりリアルに生徒の存在が感じられた」と手応えを明かす。
授業を行う上でのポリシーを「落語は敷居が高いものじゃないんだよ、と。現代の言葉でしゃべっているし、ギャグも豊富。落語を通じて時代の風俗のレクチャーができる。初心者だけじゃなく落語ファンも楽しめる内容にしたかった」と説明する小春團治。「では小春團治さん自身が落語の面白さに目覚めたきっかけは?」と尋ねると、小学校で演芸が好きな先生のいた「芸能部」に入り落語を演じたことや、中学で落語の好きな友人に落語の本の読み聞かせを日々頼まれていたことなどを挙げた。
小春團治は「最近はいろんなジャンルの人が、聞く側だけでなくやる側で落語と接している。前の落語ファンの形とは変わってきた」と落語を取り巻く現在の状況にも言及。最後にお笑いファンへのメッセージとして「落語を入り口にして、へー、みたいな知識が1個ずつ増えていくのを楽しんでみては?」と提案した。次回のオンライン授業は5月の開講が予定されている。