
狙うはゴールデンウイークだ。
開幕ローテ入りが確実になった楽天のルーキー、松井裕樹(18=桐光学園)。気がかりなのは「いつ、どこで」投げるかだ。
開幕投手は2年目の則本でほぼ決まり。松井は19日のDeNA戦で4回2失点だったとはいえ、オープン戦13イニング無失点と結果を残した。話題性と集客を考えれば、デビュー戦は2カード目、本拠地仙台でのオリックス戦が濃厚だろう。
問題は指揮官の意向だ。星野監督は春季キャンプの時から報道陣に、「松井は開幕ローテに入れるか? 西武は左腕に弱いからなあ」と話していた。当時はあくまでリップサービスだったが、オープン戦ではちぎっては投げの好投。本当に西武戦で投げさせる可能性だってある。
それでは困るのが集客に気を揉む営業サイドだ。
「昨季日本一になった効果もあり、チケットはそれなりに売れているが、なにせエースの田中が移籍で戦力は大幅ダウン。序盤で負けが続けばファンも『やっぱり今季はダメか』となり、客足が遠のきかねない。ファンをつなぎとめるためにも、松井の地元デビューは欠かせません」(楽天関係者)
■開幕ローテ入りは確実だが・・・
楽天がさらに気にかけているのが黄金週間だ。4月29日から5月4日まで地元仙台で試合がある。
「仮に松井を開幕2カード目の頭、つまり4月1日のオリックス戦(宮城)で起用して、そのまま中6日で順調にローテが回れば黄金週間初日の4月29日に登板日がくる計算です。30、1、2日は休日に挟まれていることから、近年では休みにする企業も多い。それでも平日です。休日に松井が投げてコボスタを満員にしたい」(前出の関係者)
松井の開幕ローテ入りは確実とはいえ、そのまま中6日で結果を残し続けられるかは未知数。炎上が続いて二軍落ち、あるいはケガをする可能性だってある。
いろいろソロバンをはじいても、その通り事が運ぶかはわからない。