
Gキラーに正捕手育成。阪神のランディ・メッセンジャー投手(32)が大忙しだ。
昨季は巨人に11勝12敗1分と互角に戦った阪神だが、うち7試合で2勝3敗ながら防御率2・28の“Gキラー”スタンリッジが退団。その穴を埋めることを託されたのが、巨人との開幕2戦目(29日、東京ドーム)に先発するメッセンジャーだ。
「1番強いチームであることは間違いないが、そのチームに勝たないと優勝はない。勝ちたい気持ちしかない」
オープン戦3試合で防御率1・38と絶好調。当初、開幕3連戦での先発ローテは能見、藤浪、榎田の順だったが、再編してまで投入されるほど首脳陣の期待は高い。
別の大仕事も任されている。新人捕手として2007年の清水以来となる開幕1軍が決まったドラフト4位・梅野=福岡大=の教育係だ。
生え抜きの正捕手育成は長年のテーマ。指揮官は近い関係者に「スタメンで清水か梅野、抑え捕手で藤井を起用できればベスト」と明かしている。それだけに1軍で多くの経験を積ませたいが、契約最終年の指揮官にとって新人捕手の起用は大ばくちだ。
そこで助っ人の出番だ。オープン戦で2度バッテリーを組んだが、梅野のサインに何度も首を振る場面が目立った。「メッセンジャーは研究熱心で配球を自分で組み立てられる。首を振られても当然」とチーム関係者。だが「逆をいえば、メッセンジャーを納得させられたら正捕手の道も開ける」(前出関係者)。配球名人で昨季の奪三振王は最高の教材だ。
開幕2戦目で再びコンビを組む可能性が高いだけに、助っ人の変則“二刀流”に注目だ。