
有言実行のリーグ初ゴールだ。サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)、ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)が7日、アウェーのジェノア戦に先発フル出場し、リーグ戦12試合目で待望のゴールを決めた。1-0の後半にチームの2点目を挙げ、2-1で勝利。本田の決勝点でチームは3連勝とようやく波に乗ってきた。
後半11分、カウンター攻撃からMFターラブのスルーパスに反応して中央へ抜け出した本田が、巧みなワンタッチで相手をかわし、ゴール前へ。飛び出してきたGKと交錯しながら体を張って左足で浮き球のシュートを放った。懸命にカバーに入った相手DFに触られながらも、ゴールにボールが吸い込まれるのを見届けて喜びを爆発。チームメートにもみくちゃにされた。
1月15日に2部のスペツィアとのイタリア・カップ5回戦で移籍後の公式戦初得点を決めて以来、リーグ戦では待望の初ゴール。5日のイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに、「もうすぐ初得点と感じている」と語っていた背番号10。有言実行を看板とする本田らしさが出たゴールだった。
日本人のセリエA初ゴールは1994年12月4日にジェノアに所属していた三浦知良(FC横浜)が第1号で、本田は2011年3月6日の長友佑都(インテル)以来8人目。長友の相手もジェノアだった。
豪華な入団記者会見から約3カ月。目に見える成果が挙げられず、イタリアメディアから批判の矢面に立たされた。この日も、4試合連続で2列目の右サイドで先発。本職ではないポジションで苦労してきたが、ようやくピッチで好結果を出した。
貴重な2点目となる初得点にセードルフ監督は「彼は試合ごとに成長している。セリエA初ゴールは特別な瞬間だ。おめでとうと言いたい」と喜んだ。
チームは3連勝で勝ち点を45とし、一時は絶望的だったヨーロッパリーグ出場権獲得への希望も見えてきた。