
4月23日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ最終節・山東魯能(中国)戦(2-1)から、J1・セレッソ大阪のランコ・ポポヴィッチ監督が採用している「3-4-2-1」のシステム。新システム自体は短い準備期間ながらも機能していると言えるが、センターバックが一人増え、前線の人数が一人減った関係で、日本代表候補のFW南野拓実はベンチスタートが増えている。3日に行われたJ1・第11節の名古屋グランパス戦(2-1)は、リーグ戦では3試合ぶりとなる先発出場を果たしたが、前半にGKとの1対1を決め切れず、後半にはボールを失い、PKを与えるきっかけも作ってしまった。
抜群のキレを示した今季序盤から一転、思わぬ試練に立たされた格好になったが、本人は現状をしっかりと受け止めている。名古屋戦のプレーについても、「良い判断ができなかった部分もあったので、次は良い判断をできるようにしたい」と振り返った。
再びベンチスタートが濃厚な6日に行われるACLラウンド16・広州恒大(中国)戦は、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督も視察に訪れる予定だが、「自分のできるプレーをしっかりと整理し、与えられた時間とポジションでチームのために戦いたい」と冷静に話した。気持ちがはやってもおかしくない状況の中、新進気鋭の19歳は地に足をつけて戦う。
取材協力:サッカー専門新聞エル・ゴラッソ(C大阪担当 小田尚史)