
11日に開催された立ち技格闘技「Krush.41」では-55kg級と-60kg級、2階級のKrushタイトルマッチが行われた。
-60kg級では昨年復活を果たした“爆腕”大月晴明が40歳にして、無類のスタミナ・タフネス・連打を兼ね備えたレフティー王者・板橋寛に挑戦。
入場から殺気を放って登場した大月は、開始早々体ごと飛び込むような重い右ボディーフックをめり込ませ、これで板橋を前に来させると側頭部に左フックを連続で打ち込み先制のダウンを奪う。
しかし板橋はダウンを喫したものの全く攻撃力を落としていないため、大月は再開後も上下左右にフックを放ち、冷静に攻撃を打ち分ける。
大月は2R、構えをサウスポーにスイッチし、そこから板橋の左に左ストレートを合わせ、続いて右フックを当て2度目のダウンを奪取。
手応えがあったか大月もガッツポーズを見せ、これで万事休すかと思われた王者・板橋だが、目はらんらんと輝いて死んでおらず、ここから怒涛の巻き返しに入る。
大月が前蹴り、ボディーフックをめり込ませても板橋は決して下がらず、逆にロープへ詰めて左右連打を浴びせて猛攻。窮地の大月に場内は悲鳴に包まれるが、大月はフラフラとなりながらもパンチを返し、サークリングで回って板橋の連打から逃れて試合終了。
2度のダウンを奪い、板橋の猛追を振り切った大月が3-0の判定でベルトを巻き、「若い選手にKO負けしてリングを去るのが僕の夢なので、若い強い選手、早く僕に挑戦してください」と、独特の格闘ロマンを語り戴冠を喜んだ。
-55kg級タイトルマッチでは昨年9月に下した戸邊隆馬との再戦に臨んだ王者・瀧谷渉太が、2-0の判定で下して王座を防衛。軽快なステップで早くにペースを握った瀧谷は、戸邊がパンチで打ち合いに来ても左右ミドルなど蹴りを忘れず攻撃を散らし、雪辱を許さずベルトを守った。