
中国南部の広西チワン族自治区王林市の当局者は、毎年恒例の「ライチ犬食い祭り」の警備を多少厳重にした。
王林市当局者は同行事を中止せず、犬肉を食べるのは地元の慣習であり、市当局は干渉できないと静観している。ただ、市の職員に対しては犬肉食いの行事には参加しないよう通達した。
市当局はまた、批判の大合唱を受けて市のウエブサイトに声明を掲載し、市当局もどの民間団体も、犬食い祭りを支持していないと述べた。
広西チワン自治区では、ライチが副食に付いても付かなくても犬肉を食べる伝統の祭りがあり、通常約1万匹の犬が食に供される。動物愛護活動家は以前からこの祭りをやり玉に挙げて抗議行動を展開。内外の多くの人たちが主催者を批判し、祭りへの参加ボイコットを呼び掛けている。
女優の趙薇(ベッキー・チャオ)さんは自分のミニブログで、「人類の友人を大切にせよ」と訴えた。歌手の楊冪(ヤン・ミー)さんも「私は犬を友人として扱っている。犬食い祭りは止めてほしい」と呼び掛けた。この祭りは中国のイメージを傷付け、外国人に悪い印象を与えると批判する人もいる。
国営の新華社通信は18日付の社説で、こうした問題は慎重に判断し、犬が中国でペットとして見られるようになったのはつい最近のことである点を理解することが重要だと述べた。同通信は、中国では犬は昔から縁起の悪い動物とみなされてきたと説明し、「犬肉愛好家を罵倒するのは抑え、犬は食べ物ではなくペットであることを教育する時だろう」と主張した。
雑誌・財経によると、市当局は祭りの主催者に対し、宣伝を取りやめ目立たないように催すことを指示した。犬の解体も、少なくとも公共の場所では行わないよう希望しているようだ。ただ、こうした自粛行為に誰もが賛同しているわけではない。一部のソーシャルメディアのユーザーは、祭りのボイコットの呼び掛けを「地方への差別」、「愛犬家がトラブルを起こし、メディアがそれを大げさに伝えている」などと非難している。
このかまびすしい犬食い論争の中で、犬を飼っていない人がこんな異論を口にした。「祭りを中止するする必要はない。犬を食べたい人は食べればいい。ただし、何も愛犬家の前で食べる必要はない」
By William Kazer and Olivia Geng
2014年FIFAワールドカップ(W杯)ブラジル大会において、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表は第2節までを終え、1敗1分とグループリーグ突破に向けて極めて厳しい状況に置かれている。中国メディアの捜狐体育は20日、韓国サッカーファンから日本代表の苦戦を喜ぶ声があがっていると紹介した。
記事は、韓国のスポーツメディア「OSEN」が日本-ギリシャ戦の結果について「日本代表は絶対的有利にありながらも勝利に結び付けられなかった」、「日本は絶体絶命の窮地に陥った」と報じたことを紹介。さらに「日本代表は不まじめで、必ず勝つという信念もなく、退屈なサッカーを展開した」と論じたことを伝えた。
また同じく韓国のポータルサイト「Daum」が、「日本は10人のギリシャを相手に0-0に終わる」とのタイトルで試合結果について報じると、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられたという。
記事は韓国ネットユーザーのコメントとして「万歳!ギリシャは凄い。今日はすばらしい1日だ」、「ベスト4を目指すなんて、日本代表は何を根拠に言っていたんだ?」などの声があったことを紹介。さらに、汚い言葉で日本代表を罵り、窮地に陥ったことに喜びを示すコメントもあったようだ。
また、日本-ギリシャ戦の観戦者のなかに旭日旗のようにも見えるフェイスペインティングをしたサポーターがいたことについて、「韓国のサッカーファンは強い憤りを示している」と紹介。「日本は早く国に帰れ!」といったコメントがネット上に見られたことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
千葉を代表するブランド米「いすみ米」の苗が青々と育つ水田地帯をのんびりと車で走ると、小高い丘の一角に、ずらっと並ぶカラフルな鉄道車両が目に飛び込んでくる。「近くに線路もないのに、こんなところに車両基地?」と驚くのも無理はない。実はここ「いすみポッポの丘」は知る人ぞ知るレトロ車両の“聖地”。現役を引退し、解体を待つ運命だった車両が地元農産物の直売所という新たな役割を与えられ、再び活躍しているのだ。
■元養鶏場が転身
ディーゼル機関車、寝台車、旧国鉄車両、路面電車、地下鉄-。1・2ヘクタールの敷地には年代も種類もさまざまな車両が所狭しと並ぶ。「ここはもともと養鶏場だったんですよ」。こう話すのは、千葉県内で養鶏・畜産業を営むファームリゾート「鶏卵牧場」の村石愛二代表(60)だ。
これほどの数の車両を集めるとなると相当の鉄道ファンかと思いきや、本人いわく、「3年前までは全然詳しくありませんでした」。きっかけとなったのは、地元のいすみ鉄道(本社・同県大多喜町)から引退車両の引き取りを打診されたことだったという。
四半世紀にわたり地域の人々の足を支えた車両「いすみ204号車」がスクラップになるのは忍びないと、210万円で購入を決意。そして、せっかくならば多くの人に訪れてもらう観光直売所として活用しようと、廃車両になっていた北陸鉄道(石川県)の「モハ3752」と万葉線(富山県)の「デ7052」も導入し、平成23年5月にポッポの丘をオープンさせた。名前の由来は「鉄道といえば、映画にもなった『鉄道員(ぽっぽや)』でしょう」と明快だ。
■農産物と鉄道コラボ
ポッポの丘の魅力は外から眺めるだけでなく、一部車両を除いて現役時代そのままの内部にも実際に足を踏み入れて楽しめる点だ。シートに座ってみたり、つり革を握ってみたり。実際に警笛を鳴らすこともできるのは鉄道ファンのみならず家族連れにもうれしい。
車内では、産みたての卵や地元産の野菜やコメ、手作りのハチミツなどの特産品、いすみ鉄道のグッズなどを販売。車窓の風景を見ながら、新鮮な卵かけご飯を味わうことのできる「カフェTKG」も人気だ。
レトロ車両を再活用する試みはやがて鉄道関係者の間で話題に。あちこちから「うちの車両も引き取ってくれないか」と声をかけられ、全国を飛び回るうち、気づけば車両数は20両に到達した。
噂を聞きつけた鉄道ファンを中心に訪問客も増えているが、入場料金はオープン時から一貫して無料だ。車両の購入代金や運搬費用もかかるのに、なぜだろう。この疑問に村石代表は「地域の農産物のおいしさをたくさんの人に知ってほしいから」と答える。貴重な車両を保存するとともに、地域の活性化にも貢献したい-そんな思いが込められている。
鉄道と直売所という今までにない組み合わせ。鉄道ファンでなくても、往年の車両に刻まれた歴史に思いをはせながら、新鮮な農産物に舌鼓を打つのも一興だ。
(杉侑里香)
いすみポッポの丘 千葉県いすみ市作田1298。午前10時~午後4時。年中無休で入場、駐車場無料。「カフェTKG」の卵かけご飯はしょうゆ、ゴマなど4種類の味から選べる。515円。圏央道市原鶴舞インターチェンジから車で約20分。いすみ鉄道上総中川駅から徒歩約30分。【問】(電)0470・62・6751。