
16日の東京株式市場は反落している。日経平均株価の午前終値は、前週末比94円01銭安の1万5003円83銭。下げ幅が100円を超え、1万5000円を割り込む場面もあった。
午前いっぱい軟調が続き、大部分の時間帯で日経平均株価が前週末より50円超安い1万5000円台前半で取引された。
東証株価指数(TOPIX)の午前終値も、前週末比3.44ポイント安の1240.53と下落したが、東証1部銘柄の値動きは騰落とも800程度での拮抗が続いた。
カーリットホールディングス、日本新薬、第一精工、川田テクノロジーズの4銘柄が一時ストップ高となるなど、午前終値段階で6銘柄が10%超の大幅な値上がりとなった。
このうち日本新薬は、同社が創製した「セレキシパグ」をスイスのアクテリオン社が肺動脈性肺高血圧症を対象とした第3相臨床試験を行い有効性の主要評価項目を達成した、と取引開始前に発表。世界各国での承認申請が近いことが材料となり買われた。一時20%値上がりした。
エイチーム <3662> が急落。売り気配でスタートし、午前9時6分に460円安(6.4%安)の6750円まで下落している。
同社は13日引け後、今7月期の第3四半期業績を開示。3Qの売上高は90億9900万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は10億1400万円(同24.0%減)、純利益は5億9200万円(同27.4%減)となり、大幅減益が嫌気された。
グリーとの協業でソーシャルゲーム運営などを行っている「エンターテインメイント事業」では、リリースから2年以上経過した「ダークサマナー」が前四半期比で増収に転じたものの、サービス提供を終了したタイトルもあり、セグメント利益が前年同期比33.9%減となった。
一方、引っ越し比較・予約サイトや車査定・買取サイトなどを展開する「ライフスタイルサポート事業」は、消費増税前の駆け込み需要などが寄与し、売上高・セグメント利益とも前年同期比で大幅に増加している。
同社は3月に通期業績予想を下方修正しており、売上高を従来予想の150億円から125億円(前期比13.7%増)、営業利益は24億円から15億円(同12.6%減)に引き下げている。今回は通期予想を据え置いており、通期計画に対する3Qの進ちょく率は売上高が72.8%、営業利益は67.6%となった。(編集担当:片岡利文)
ベトナム商工会議所は、来年の地域ごとの最低賃金の引き上げ幅について、今年より小幅の10~12%が望ましいと提言した。経済成長の鈍化などを考慮し、企業側の負担を軽減するためとしている。国営ベトナム・ニューズなどが報じた。
最低賃金の引き上げ幅は、2010年が平均9.9%、12年が同30.1%、今年は同15.2%で推移している。
同国は経済の停滞にともない、賃金引き上げによる企業負担が重く、設備投資を控えるなど生産性の向上にも影響がみられるという。最低賃金は主に縫製や履物などの製造業や水産業に適用されている。
今年の引き上げ幅は、10~11年の消費者物価指数に基づいて策定された。同会議所は国内総生産(GDP)成長率やインフレ率、平均生活水準なども考慮したうえで、来年の引き上げ幅を12%までに抑えることが望ましいとしている。
国連の国際労働機関(ILO)ベトナム事務所も、同会議所の提言に賛成する姿勢を示しており、経済状況に加え、従業員への福利厚生や職業訓練などのコストも顧慮して引き上げ幅を決定すべきと指摘した。
同国では、政府と企業や労働者団体などの意見をもとに、国家賃金評議会が4つの地域ごとに最低賃金の引き上げ幅を策定する。今年の最低賃金は月給90~129ドル(約9182~1万3161円)となっている。(シンガポール支局)