
KDDIは12日、分散した機器をソフトウエアで制御する技術を利用した企業向けの広域ネットワークサービス「KDDIワイドエリア・バーチャル・スイッチ2(WVS2)」を9月末から提供すると発表した。
クラウド環境で、企業が必要に応じてセキュリティー機能やネット接続区域を柔軟に設定・変更できるのが特徴だ。
WVS2は、クラウドコンピューティングで、企業の部署で日々変わるセキュリティー対策やトラフィック(通信量)に応じて、きめ細かく設定することができる。より高度なセキュリティー監視機能は提携先のラック(東京都千代田区)がサポートする。
同社によると、初期投資のコスト削減効果は3割前後だが、運用経費も大幅に削減できるとしている。
米交流サイト(SNS)大手フェイスブックは、ターゲティング広告に利用する情報の範囲を拡大し、利用者のインターネット閲覧傾向に関するデータも含める方針だ。
この変更は米国時間12日朝に正式発表する。広告ターゲットを絞り込む効率を高めるため、利用者のウェブ閲覧履歴を近く広告主と共有する。
フェイスブックはコードを用いて利用者のコンピューターからウェブ閲覧履歴を収集するほか、利用者がダウンロードしたモバイルアプリに関する情報も取得する。従来はこうした情報をセキュリティー上の目的にのみ使用すると述べていた。
広報担当者によると、同社は方針変更に先立ち米連邦取引委員会(FTC)と、国際本部を置くアイルランドの情報保護当局の助言を求めた。ただ変更前にこれら当局の承認を得る義務はなかったとしている。
同社で広告商品マーケティングを担当するブライアン・ボランド氏によると、こうしたデータ利用は他のウェブサイトやソーシャルメディア企業が広く採用している。
広告主はこれまで、利用者の関心に基づき広告対象を絞り込むことが可能だった。関心は利用者自身がフェイスブック上で特定のページに「いいね」ボタンを押すことや、趣味や好きな音楽を掲載することによって分かる。広告主はまた、フェイスブックがアクシオムやデータロジックスなど外部のデータ会社から受け取る情報を利用することもできた。こうした「提携先の」データも関心に基づくターゲットの絞り込みに使えるが、フェイスブック自身は情報収集していなかった。
ボランド氏によると、情報の範囲を増やすことで、個々の利用者の「関心」として把握される事柄の数は増える可能性が高い。より対象を絞った広告をより多くのユーザーに送ることが可能になり、例えばボーリング関連のサイトを定期的に閲覧するが、フェイスブック上でボーリング関連のコンテンツに「いいね」を押していないユーザーにも、今後はボーリング関連の広告が表示されることになる。
利用者はウェブ閲覧履歴の利用を阻止することも可能だ。フェイスブックでは、ターゲティング広告への利用を希望しない利用者にネット広告業界の自主規制団体、デジタル広告連合(DAA)への連絡を呼びかける。
またフェイスブックは特定の広告が表示される理由を利用者が確認できる機能を追加する。
さらに「アド・プリファレンス」という新たなツールによって、利用者はフェイスブックがターゲティング広告に利用する情報を変更できるようになる。
By Reed Albergotti
河北省保定市阜平県の農村部で9日午後9時半ごろ、酒造会社が使用していた冷蔵倉庫が爆発した。続いて火災が発生し、駆けつけた消防が消火に当たったが、翌10日午前3時ごろまで燃え続けた。燕趙都市報などが報じた。
爆発は2回繰り返されたとみられている。近隣住民のひとりは、強烈な震動を「最初の爆発音と共に、家の門も地面も飛びあがった」と表現。「2度目にドーン! と来たときには、(火災が発生しており)夜空に真っ黒な煙がたなびいていくのがよく見えた」という。やや遠くにいた人は「遠雷のようなドーンという音が2発響いた」と報告した。
倉庫は複数の棟があった。爆発が発生した棟は完全に破壊され、周囲に飛び散った。爆発した隣の倉庫も門が押し倒され、割れた窓ガラスが倉庫内に飛び散った。周辺の民家でも、窓ガラスが屋内に吹き飛び、窓枠も変形するなどの被害が出た。
倉庫があった場所は元耕作地だった。地元の人によると「よい農地だったのだが」という。酒造会社が借り受けて倉庫を建てて使っていた。「冷蔵装置の圧縮機が爆発した」、「違法に保管していた火薬類が爆発した」との2つの見方があり、当局が調べを進めている。
倉庫には、宿直の「守衛のおじいさん」がいるはずだったが、爆発発生時にはたまたま外出していた。同爆発で死傷者は出なかった。
河北省では10日未明にも、衡水市内で工場が爆発する事故が発生した。地元紙の燕趙都市報は11日付に掲載した保定市内の爆発事故を伝える記事で、「爆発に遭遇した場合の対処法」を紹介して、読者に注意を促した。
まず、爆風がやってくるのとは反対方向に頭が向かうようにうつぶせになり、顔を地面や床につけてできるだけ頭を低くする。屋外で溝などがあれば、その中に体を横たえる。屋内ならば、近くの頑丈な机や椅子の下に体を隠すことも有効。
口は開いたままにする。爆発音による鼓膜の損傷をできるだけ軽減するためだ。鼓膜が破れた場合、その後も聴力を回復できない恐れがある。
爆発の瞬間には呼吸を止める。避難時には低い姿勢を保つ。あわてて不用意に走ったり、大声で叫んだりしない。有毒な粉塵やガスが発生している可能性があるので、タオルや衣服で口や鼻を覆う。
負傷者がいる場合、気管に土砂を吸い込んでいる場合があるので、呼吸を確保するために取り除く。呼吸や心臓が停止していた場合には人工呼吸や心臓マッサージを施す。出血者には止血をする。脊柱を損傷している負傷者もいるので、搬送時には水平の姿勢を保つようにする。(編集担当:如月隼人)