
阪神は1日、3月30日の巨人戦で負傷した西岡剛の出場選手登録を抹消した。西岡は2回、セカンド守備時にフライを追ってライトの福留孝介と激突。後頭部を強く打ち、救急車で病院に搬送されると、試合当日は鼻骨骨折、胸部打撲、左肩鎖関節の脱臼と診断されていた。31日の公示では登録抹消を見送られていたが、1日に大阪市内の病院で再検査を受け、左右の第1ろっ骨を骨折していたと発表された。
以下は、1日のプロ野球公示。
●セ・リーグ
【出場選手登録】
阪神 藤浪晋太郎投手、筒井和也投手、岩本輝投手、田上健一外野手
広島 野村祐輔投手
中日 山井大介投手
中日 福田永将内野手
DeNA 久保康友投手、大原慎司投手
ヤクルト 秋吉亮投手
【出場選手登録抹消】
阪神 西岡剛内野手
●パ・リーグ
【出場選手登録】
楽天 美馬学投手
ロッテ 涌井秀章投手、今江敏晃内野手、加藤翔平外野手
ソフトバンク スタンリッジ投手
オリックス 西勇輝投手
日本ハム メンドーサ投手
[4.1 ACLグループリーグ第4節 川崎F2-1ウェスタン・シドニー 等々力]
狙いどおりのゴールだった。1点ビハインドで折り返した後半、怒涛の猛攻に出た川崎フロンターレ。立て続けに決定機をつくりながら1点を奪えず、嫌な雰囲気も漂い始めた中、後半29分、ついにゴールをこじ開けた。
MF森谷賢太郎とのワンツーで右サイドを突破したMF中村憲剛はドリブルでゴールライン際までえぐり、ゴール前の様子を確認した。「その前に同じようなシチュエーションがあって、ゴールから離れたところを狙ったら人(味方)がいなかった。ゴールに向かって蹴れば何か起こるかなと思った」。角度のない位置からシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
クロスにも見えたが、本人は「シュートです」と断言。「何か起きろと。クロスだと相手がいる。ハプニングが起きるボールを蹴った」。狙いどおりと力説する中村だが、「チームの人はみんなオウンゴールって言うから。『ナイスオウンゴール』って。(公式記録の)表記は俺だろって何度も言いましたよ」。そう言って笑みをこぼした。
前半24分にセットプレーから先制を許す苦しい展開ながら、後半の2ゴールで今季公式戦初の逆転勝利。「あれだけ大きい選手が本気でブロックをつくってきたら簡単に点は取れない。2-1の逆転勝利は価値がある。焦れずに丁寧にやった結果。慌てないで最後までやり切った」。自分たちのサッカーを貫いて公式戦3連勝。リーグ戦とACL、どちらを考えても今後につながる勝利となったのは間違いない。
中村はJリーグ、そして名古屋グランパスへの感謝も口にした。先週末のJ1第5節は各チームが29日(土)に試合を行ったが、川崎F対名古屋の試合だけが28日(金)に行われた。「あれが土曜日だったら違ったと思う。これだけ最後まで走れなかった。Jリーグが金曜日に試合を変更してくれて、名古屋さんも協力してくれた。ありがたかったし、Jリーグのバックアップ、名古屋さんのバックアップに感謝しています。それに報いるためにも、何としても勝ちたかった」。Jリーグを代表して戦うACL。グループリーグ突破に望みをつなぐ1勝で満足するわけにはいかない。
早くもチーム崩壊か。
西武は30日の楽天戦に負け、開幕カード3連敗。所沢に移転した79年に開幕12連敗して以来、35年ぶりの不名誉な記録となった。この日は4番浅村に1号ソロが出たものの、わずか3安打。3試合でわずか4得点と、スタート早々に貧打にあえいでいる。
今季はオフに就任した伊原監督主導の下、2月のキャンプは実戦より練習主体。近年はキャンプ第1クールから実戦を行う球団も珍しくない中、初実戦はキャンプ打ち上げ前日とあって、「これで大丈夫か?」と不安を抱える選手も多かった。
もっとも、西武の敗因は他球団と比べて調整が遅れているからだけではない。西武OBの山崎裕之氏(評論家)は「理解できない采配が多い」と、こう話す。
「例えば初回、1死一塁の場面で、一ゴロを捕球した木村の二塁悪送球。内容は凡ミスですが、そもそも木村は、昨年投手からコンバートされた外野手。練習でもほとんど一塁を守っていない。そんな選手を一塁で起用するのは無理がある。木村といえば、29日の試合での盗塁死も解せない。3点ビハインドの七回無死から、ベンチは四球で出塁した先頭打者の木村を走らせた。1点差の終盤でイチかバチかの場面ではない。走らせた根拠がまるでわかりません」
さらに山崎氏はこう続ける。
「開幕戦から外野を浅く守らせすぎるから、普通なら追いつく打球が頭上を越されたり、野手の間を抜かれる。左腕を攻略するには逆方向を意識したチーム打撃が必要なのに、それをせずに辛島に打ち取られたりと、攻守の疑問をあげたらキリがありません。負けたのは不思議でも何でもない。たった3試合とはいえ、キャンプ、オープン戦と見てきた限りでは、今季は厳しいシーズンになるでしょう」
すでに「監督の采配が理解できない」と漏らす選手も1人や2人じゃない。当の伊原監督は「144試合の中じゃ、5連敗、10連敗もある。早めに(連敗が)出たってことで、(チームも)締まってくるんじゃない?」と、まるで他人事。
ちなみに開幕12連敗した当時は、山崎氏も伊原監督も西武の選手。悪夢の開幕連敗記録更新までありそうだ。
▽西武ドーム=2万3672人(楽天3勝)
楽天210 000 220─7
西武000 001 000─1
(勝)辛島1勝 (敗)レイノルズ1敗
(本)浅村1号