
3月21日に幕を開けた今大会も残すは決勝のみ。12日間の春の熱戦は多くのスター選手を生んだ。
智弁学園(奈良)の岡本はパワフルな打撃で注目を集めた。1回戦で史上19人目の1試合2本塁打。最初の打席で外角高めの速球をバックスクリーンにたたきこみ、2本目は左越えに豪快なソロ本塁打を放った。
「甲子園は広い球場なので、ダイヤモンドを回っていて気持ちよかった」
この岡本に2回戦で投げ勝ったのは今大会ナンバーワン左腕、佐野日大(栃木)の田嶋だった。
甲子園で球速140キロ以上をマーク。変化球も多彩だ。秋以降の公式戦で三振0だった岡本から2三振を奪った。1個目はスライダー、2個目は速球。2人の対決は見応えがあった。
新庄(広島)の左腕山岡も強気の投球が見事だった。桐生第一(群馬)との2回戦は引き分け再試合を含め2日間で24イニング304球を1人で投げた。
山岡に投げ勝った桐生第一の2年生、山田のがんばりも印象的だった。
昨秋明治神宮大会の準優勝投手で打っても3本塁打の二刀流で話題になった日本文理(新潟)の飯塚や、1年から甲子園を経験している明徳義塾(高知)の岸、足を高く上げる「和製ライアン」の沖縄尚学・山城もプロスカウトがドラフト上位候補としてリストアップした。(出崎敦史)