
(セ・リーグ、巨人-広島、7回戦、3勝3敗、16日、東京ドーム)開幕から40試合を消化した巨人だが、内海のシーズンはなかなか幕が“開かない”。ここまで7試合に先発もいまだ勝利なし。2011、12年と2年連続で最多勝に輝き、昨季も菅野とともにチームトップの13勝を挙げた左腕が、勝ち星に見放されている。
内容がすべて悪いわけではない。リーグ6位の防御率3・25とそれなりに抑えているが、内海が投げた7試合で味方の得点はわずか7。援護率(1試合あたりの得点)は1・29で、大竹の6・45、杉内の4・78、菅野の4・71と比べて極端に低く、とにかく打線の援護に恵まれない。
「内海を何とか勝たせたいと思ってやっている」と村田が話すように、チーム内では「内海に白星を」が合言葉。ただ、内海本人は前回登板後も「みんなチームが勝つために頑張っているわけで、僕が勝つためではない」と、個人的な思いを封じ込める。
チームも4連敗中と苦しい。何とか流れを変えようと、ベンチには盛り塩が置かれていた。投手陣のリーダーとして誰よりチームのことを考える内海だけに、“8度目の正直”で連敗を止めたいところだが…。
開始6分、わずか9球で3失点。中盤にもソロ本塁打2本を浴びた。流れを作れず、マウンドでの表情に険しさが増した。(森本利優)