
<大相撲夏場所>◇9日目◇19日◇東京・両国国技館
西十両3枚目の若の里(37=田子ノ浦)が西十両筆頭の大道(31=阿武松)を肩透かしで下して7勝2敗とし、元横綱大鵬に並ぶ史上6位タイの通算872勝を挙げた。92年春場所初土俵から22年で大横綱に追いつき「実感はないですけど、偉大な大先輩に並んだと思ったらうれしいですね」と喜んだ。
この日は、待ったがあった後の2度目の立ち合いで、立ち遅れた。前に出ることはできなかったが、ベテランらしい落ち着いた相撲で、勝ち越しまで「あと1」に迫った。
ただ1人、1敗だった誉富士(28=伊勢ケ浜)が敗れたことで、優勝争いでもトップに並んだ。それを聞かされると、思わず「ぷっ」と噴き出した。「全然考えていない。まだまだそういう段階ではないですから。まずは勝ち越しです」と喜びを控えめにして、10日目以降を見据えた。