
東京都の舛添要一知事は5日、中国人留学生らが住む東京都太田記念館(杉並区)を訪問し、留学生らと交流した。都知事は「日中の友好的な交流を促し、より多くの中国人学生が日本で学ぶようになってほしい」と話した。(写真は「CNSPHOTO」提供)(編集担当:古川弥生)
今回の医療・介護制度改正の一括法案では、医師を頂点にしたヒエラルキーを壊すことができず、本来目指すべきチーム医療ではなく“グループ医療”にとどまってしまう-。医師であり、みんなの党の薬師寺道代参院議員はキャリアブレインの取材に対し、このように力を込めた。薬師寺議員は自らのライフワークを「看護師と医師との中間職種の創設」と語り、一括法案に盛り込まれた看護師による特定行為のための研修制度の創設に異議を唱えている。【丸山紀一朗】
「今回の一括法案の中身は、業界団体との綱引きの中でだんだんと変わっていってしまい、いい中間職種を創設しようとしていた最初のころに思い描いていたゴールとは全く違う出口が用意されてしまったので、全く納得していない」
薬師寺議員が主張するのは、看護教育と医学教育は異なるため、看護師がさらに高度な看護教育を受けたとしても医行為ができるわけではないということだ。
「看護教育を受けた人が、それにプラスして医学教育を受けた上で医行為をやってもらう。ここに意味がある」(薬師寺議員)として、このような人材がチーム医療の核になるべきだという。しかし現状で医師以外の医療従事者が医行為を行うには「医師の指示」の下という条件が外せず、薬師寺議員が理想とするフラットな関係性のチームとは遠いのが実情だ。
■病床機能報告制度、「生ぬるい」
地方分権を訴えてきたみんなの党は、地域主体で自らのエリアの医療や介護の必要量や連携の仕方を考えていくべきとしており、地域包括ケアシステムを構築する政府の方向性とは近いものがある。しかし、一括法案で創設される病床機能報告制度について、薬師寺議員は「生ぬるい」と指摘する。
「本来、“報告”だけでは意味がなく、予算をすべて都道府県に渡すべき。より突き詰めて、『この地域ではどういう病床がどのくらい必要で、どこのベッドを何床削減しなければいけない。さらにどこかの病院をつぶさなければいけない』ということもあり得る。そこまで作りこんだ制度でないと役に立たない」
薬師寺議員はさらに、医師の自由開業体制やフリーアクセスが可能な現状をそのままにしていては医療の大改革はできず、「ある程度の縛りを掛けないといけない」と主張。ゲートキーパー役の「家庭医」がプライマリーケアを担い、その上で地域に必要な病院や専門医の数を考える必要があるという。
薬師寺議員は、「地域の人々が望むような医療を確立するには、一番痛いところ、つまり業界団体に手を突っ込まないといけない」と強調。その上で、「これまで業界団体の意見で成り立ってきたが、もはや診療報酬や介護報酬で誘導できないのであれば、業界団体の声ではなく、国民のために何が真に必要なのかをゼロベースで考えるべき」と述べた。
一括法案は参院厚生労働員会で審議中で、薬師寺議員も5日、質問に立つ。
すさみ町は、来年9月26日開幕の「紀の国わかやま国体」に合わせて開通が見込まれる近畿自動車道紀勢線の同町江住のすさみインターチェンジ(IC、仮称)までの延伸に合わせ、同ICの出口付近に「道の駅」を設置し、町内にある「エビとカニの水族館」も誘致することを決めた。来年9月末の完成を目指す。
道の駅は、国道42号と同ICを結ぶアクセス道路近くにある旧町立江住中学校跡地に建設。敷地面積約8800平方メートルで、フードコートや地場産品直売所などがある鉄骨平屋建て約1千平方メートルの施設を建設する。大型車9台、普通車60台収容の駐車場も整備する。
一方、同町江住の日本童謡の園にある「エビとカニの水族館」は、同中体育館を改修して移転させる予定。同館は平成11年に南紀熊野体験博に合わせてオープン。同町沖などで捕獲したエビとカニなどの甲殻類を専門に展示している。
同館は昨年冬、全国で相次いだ食材の虚偽表示問題を受け、「わかるかな? エビの偽装」とのタイトルで、姿がそっくりのクルマエビとクマエビを比較展示するなどユニークな企画で知られている。
道の駅整備について町は、今年度当初予算に同中校舎の解体費や設計費などとして7260万円を計上、今夏から校舎の解体や造成に着手。冬にも道の駅の建設を始める。