
ベンチから引揚げる敗軍の将の背中に、口汚いヤジの数々が浴びせられた。開幕8試合目で4度目となる2桁12失点を喫し、逆転負けを許した阪神。止まらぬ“投壊”に和田監督は「今日だけでなく、ここんところずっとやから…」。深いため息に苦悩がにじんだ。
間違いなくものにできる試合だった。一回に3点を先制したが、先発の秋山が2回6失点と背信。三回に3点を奪って追いつくと、2番手金田も1失点。打撃陣が奮起し五回に一挙4点を挙げて逆転しても、3番手の安藤が同点とされ、5番手福原が勝ち越された。
八回に2点を失った福原は「こんなゲームで乱打戦だし、しっかり抑えないと」と言葉少な。中西投手コーチは渡辺を緊急昇格させる方針だが、鶴や二神らに降格を命じたばかり。救援陣の台所事情には、開幕直後にして目を覆いたくなる。
2本塁打7打点と打線を牽引(けんいん)したマートンは試合後、群がる報道陣に一言も発せず、足早にバスに乗り込んだ。かみ合わぬ投打の歯車。「さあ、明日はいこう!」。必死に自らを鼓舞する指揮官の声が、むなしく響いた。(坂井朝彦)
<ヤマハレディースオープン葛城 3日目◇5日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,540ヤード・パー72)>
LIVE PHOTOで「ヤマハレディース」3日目を振り返る!
国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の3日目。首位と1打差の2位タイから出た吉田弓美子は、花粉症による体調不良の中、この日もスコアを1つ伸ばしトータル6アンダーで単独首位に浮上した。
初日、2日目と花粉の少ない雨中でのラウンドだった吉田。この日は初めて花粉の舞いやすい晴天でのゴルフとなる。しかも、朝から花粉症による体調不良で、大好きな食事もいつもの半分くらいしか食べられなかった。
そんな苦しい状況で始まった3日目。それでも1番、2番と連続バーディを奪うが、体調は回復せず悪いまま。プレー中何度もしゃがみこんでしまうなど、途中で棄権することさえ頭をよぎった。
加えて風もだんだんと強くなってくる厳しい展開。しかし、この風が吉田に苦しいとは逆の考えを生み出した。
「風が強くなってきてから面白くなってきたんです。普段と違って色々な打ち方を試すことができるし、それが成功したときはすごく嬉しい。ゴルフって面白いなって」そう考えるようになると、体調も少しずつ落ち着いてきたという。
棄権をせずプレーを続行した吉田は、9番、10番と連続でボギーを叩くも「この強風ではいつかボギーやダボはくるものだと思っていました」と気持ちを最後まで切らさなかった。そして最終18番ホールでは、ピン横80センチにつけるショットを見せ、バーディを奪取。多くの選手が強風でスコアメイクに苦労する中、この日もきっちりスコアを伸ばしついに単独首位に立った。
ここまでの3日間は体調不良でしっかりスイングができない影響もあるが、強風の中、堅実な吉田らしい我慢のゴルフが好結果を生んでいる。「とにかく手前から手前から攻めました。観ている人が面白く無いゴルフで野次が飛ぶんじゃないかと思ったくらいでした(笑)」とはユーモアのある吉田らしい表現だが、それは回りを気にせず自分のゴルフに徹することができる強みでもある。
「天候が崩れたときのゴルフは好き。我慢して我慢して少ないチャンスを取っていけば、ちょっとでも上にいけるから」口で言うのは簡単だが、それを実現できるのが吉田の強いところ。吉田らしい堅実なゴルフで体調不良と強風という逆境に打ち勝ち、今季初勝利を目指す。
(撮影:米山聡明)<ゴルフ情報ALBA.Net>
7日から始まるサッカー日本代表候補合宿に、C大阪からはFW南野拓実、MF長谷川アーリアジャスール、DF山下達也が選ばれた。
「素直にうれしい。(代表は)CBからのビルドアップも求められる。そこは自分の課題。レベルアップのために何かヒントを得たい。それと同時に自分の良さもしっかり発揮したい」と語る山下は、強い向上心を持って代表合宿に挑む。
一方、「素直にうれしい気持ちと、だからこそ、もっとやらないといけない、という両方の気持ちがある」と話したのは南野。“ここからが勝負”という強い気持ちが伝わってきた。
そして、2度目の選出となる長谷川は、「前に選ばれた2012年から時間はあるけど、その間も代表の試合はずっと見ていた。常に代表は意識してきた中で、チャンスをもらえた。チャンスをつかむか、つかめないかは自分次第」だと語る。
ただし、3者とも口をそろえていたのは、「(第6節の)柏戦をしっかり戦うこと」。特に山下は、昨季のアウェー柏戦(第12節、3-1で勝利)からレギュラーポジションをつかんだという経緯がある。
「あの試合がなかったらいまの自分はない。昨年と同じ場所で、しっかりとプレーしたい」と“原点”での活躍を誓った。
取材協力:サッカー専門新聞エル・ゴラッソ(C大阪担当 小田尚史)