昨年は初出場で6位タイ。松山英樹にとって2度目の「全英オープン」がいよいよ17日(木)、英国ホイレイクにあるロイヤルリバプールで開幕する。練習ラウンドは前週土曜日、そして今週火曜日、水曜日と全3回。この16日は前日とは逆風が吹き、時折雨のぱらつく中で最後の感触を確かめた。
舞台はロイヤルリバプール 全英OPフォトギャラリー
今週はスリクソンの新しい2番アイアン(Z545プロトタイプ)をユーティリティの代わりにバッグに入れ、ドライバー、3W、2I、3I(Z945)、4Iから9I(Z925)、48度、54度、58度のウェッジという構成。この日はドライバーでのティショットは3回だけで、2Iの低い球でフェアウェイキープする場面が目立っていた。
前日のラウンド後は、手応えの悪かったショットを修正するために、練習場で集中して打ち込んだ。乱れて手を離すことが多かったフィニッシュも、この日はしっかりと決まり始め、感触は良化したかと問われると「そうだといいんですけど」と軽く受けた。
「今の状態が去年に比べて絶好調というわけではないけど、1年間かけて練習してきたことをこのメジャーの舞台で出せるか出せないかだと思う。納得がいってなくても、今さら後悔しても仕方ないし、明日のスタートまでに良い状態で臨めるようにするだけです」。
開幕前に胸をよぎるのは期待なのか、不安なのか?「どっちもないから普通じゃないですか」。ここまで来たら、準備も状態も心境も関係ない。ただ一つ、“結果”だけがすべての答えということだ。(英国ホイレイク/今岡涼太)
J1アルビレックス新潟は15日、バレンシア・メスタージャ(スペイン)から、FW指宿洋史の完全移籍加入内定を発表した。
指宿は柏U-18時代、新潟の練習に参加した経験もある。移籍を決めた理由について「Jリーグへの移籍は今年から考えていた。自分の目標は日本代表であり、世界トップレベル(の選手)。それを考えたときに、新潟では学べるモノも多いし、自分も還元できるモノが多い。サッカーをする環境が自分に適していると考えた」と語った。
柳下正明監督は、指宿のキープ力と高さに期待を寄せているが、「まずはコンディションを整えて、いまいる選手に追い付いてほしい」とコメント。メディカルチェック等もこれから行うため、チームへの本格的な合流にはもう少し時間がかかりそうだ。
チームの公式資料によると、指宿は195センチ。少し残念そうにしていたのは、ここまでチーム最高身長(191センチ)だった守田達弥。15日にクラブハウスへ来ていた酒井高徳に「俺、今日から“ジャンボ”じゃなくなっちゃんたんだよ……」と話していた。
取材協力:サッカー専門新聞エル・ゴラッソ(新潟担当 野本桂子)