格闘技イベントRISEの記念すべき第100回大会「RISE 100 ~BLADE 0~」が12日、東京・大田区総合体育館で行われた。
メインイベントは2005年以来、9年に渡り対日本人無敗を続けるムエタイ戦士ゲーオ・フェアテックスとRISEスーパーフェザー級チャンピオン・小宮山工介の一戦。ムエタイにはない空手の顔面前蹴りを幾度もゲーオに打ち込んでみせた小宮山だが、ヒットに乗じて打ち合いに出たところを逆に左フックで打ち抜かれてダウン(2R)。胴回し回転蹴りなど大技で挽回を狙った小宮山だがダウンを獲り返すには至らず、判定負けで日本人初のゲーオ超えはならなかった。
セミファイナルではDREAMで桜庭和志と激闘を繰り広げたゼルグ“弁慶”ガレシックとRISEでヘビー級&ライトヘビー級の2階級を制した上原誠が対戦。ゼルグのヒザを受け先制ダウンを喫した上原だったが、野球のピッチングフォームのように豪快に見舞う右スイングフックで反撃。これを側頭部に決めゼルグを守勢に回らせると、再び鋭い一打で側頭部をとらえて1R1分55秒、大逆転のノックアウトに沈めた。試合後は交際中の彼女をリングに呼び込み、Krushの山崎秀晃、DEEPの北岡悟に続き公開プロポーズを行い、結婚の了承を得ることに成功。勝利後の公開プロポーズが格闘技界の潮流となりつつある。
そのほか、アンディ・サワーにリベンジを挑んだ城戸康裕は延長戦までもつれ込む接戦も、ここでサワーが余力と馬力に上回って判定勝ち、日菜太はスロベニアから来日した伏兵サモ・ペティに2RKO負け、ダニロ・ザノリニの持つRISEウェルター級王座に挑んだ長島☆自演乙☆雄一郎は足を掛けてダニロを倒す行為により失格となり、反則負けに終わっている。