7月5日(土)第1ステージ:リーズ~ハロゲート(190.5km)
<フィニッシュ>
残り60kmでイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が吸収された後、メイン集団からは新たな逃げが飛び出すことなく、田園風景の中、巡航モードでゴール地点のハロゲートへ向かって進んでいった。
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ゴールが近づくと各チームの位置取り争いが激しくなるが、残り1kmのフラムルージュの下でファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)が強力なアタックを見せる。
そのまま逃げ切るかと思われたが、残り200mでスプリンターの集団に捕まる。その瞬間、優勝候補筆頭の地元イギリス人、マーク・カヴェンディッシュ(オメガファルマ・クイックステップ)がサイモン・ゲランス(オリカ・グリーンエッジ)と接触し、激しく落車。
その間にマルセル・キッテル(ジャイアント・シマノ)が鋭い加速を見せ、昨年に続いて第1ステージをスプリントで制した。2位にはペーター・サガン(キャノンデール)、3位にはラムナス・ナバルダスカス(ガーミン・シャープ)が入った。
この結果、総合首位のマイヨ・ジョーヌ、ポイント賞のマイヨ・ベールはキッテルに渡った。新人賞はサガン、山岳賞はフォイクトがジャージを獲得している。
一方、落車したカベンディッシュは右腕を抑え、地元ファンの声援を受けながらゴールラインを越えたが、負傷の状態が心配される。