(パ・リーグ、ソフトバンク5-6オリックス、11回戦、オリックス7勝4敗、10日、ヤフオクドーム)オリックスは先発した金子千尋投手(30)が8回8安打4失点(自責2)で、今季8勝目(3敗)を挙げた。打っては同点の六回にペーニャ外野手(32)の20号3ランなどで4点を勝ち越し。そのまま逃げ切って再び首位に浮上した。
エースと主砲の活躍でオリックスが1、2位直接対決に勝ち越した。試合を動かしたのは主砲の一振りだった。同点の六回、無死一、二塁のチャンスでソフトバンク先発の岩崎の甘く入ったシュートをフルスイング。高く上がった打球は左翼席に飛び込む20号3ランとなり大きな勝ち越し点をもたらした。
先発の金子は四回無死満塁のピンチに2点を失ったものの、その後は粘り強く投げ続け8回を4失点にまとめて「1勝1敗で迎えた大事な試合だと思い、自然と気持ちが入った。(勝ち星の)数字は気にしていないが、負けないことが続いているのはいいことかなと思います」と涼しい顔。投打の主軸がきっちり仕事を果たして、オリックスが首位攻防3連戦を2勝1敗で勝ち越した。