日本バスケットボール協会(JBA)は17日、東京都内で会見を開き、2016年発足を目指す国内男子の統一リーグについて、ナショナルリーグ(NBL)とbjリーグに所属する全チームが参加を目指し検討していく方針を明らかにした。
20年東京五輪に向けて選手強化を図るためには両リーグが一体となる必要があり、完全プロ化にはこだわらないとした。NBLの企業チームに配慮し、プロのbjリーグが譲歩した形となった。
JBAは国際バスケット連盟(FIBA)から、国内に2つのリーグがあることを問題視され、10月末までに統一に向けた具体的な進展がなければ、日本の国際試合出場停止など処分を科す考えが示されている。
これまでJBAの深津泰彦会長、NBLの丸尾充理事長、bjリーグの河内敏光コミッショナーを中心に協議してきたが、両リーグの現状や要望を把握するためにチーム代表者を加えた「新リーグ組織委員会」を新たに設置。14日に初会合を開いた。
深津会長は「全チームから合意を得るためには、統一リーグに参加しようと判断できる材料を提供していかないといけない」と話しており、今後、週1回の会議を開き、リーグ運営の詳細を詰めていく。