「UFC175」が日本時間6日(現地時間5日)にアメリカ・ラスベガスで開催された。メインイベントでは王者クリス・ワイドマンと挑戦者リョート・マチダによるミドル級タイトルマッチが行われた。
ミドル級では7年間無敗を誇った最強王者アンデウソン・シウバを2度にわたって破ったクリス・ワイドマンが元ライトヘビー級王者リョート・マチダを迎え2度目の防衛戦。アンデウソンを2連続で撃破したワイドマンだが、その勝利はラッキーとアクシデントによるものと実力を疑問視する向きもあり、タイトル防衛はもちろん、実力の証明に難敵リョートを迎え撃った。
初回、タックルを2度に渡り切られたワイドマンだが、リョートの空手間合いの打撃でペースを取られかけた2R、タックルでテイクダウンを奪取。3Rも同様にタックルを決め、試合は次第にワイドマンへ傾いていく。
しかし4R、ワイドマンのタックルを切った後でリョートは左フックを振るって効かせ、ここから反撃して攻勢に転じる。5Rはワイドマンがテイクダウン、リョートが終了間際にヒジ・ヒザで猛攻とそれぞれ見せ場を作るが、判定は49-45、49-46、48-47の3-0でワイドマン。苦しんだが2度目の防衛に成功した。