[7.9 ブラジルW杯準決勝 オランダ0-0(PK2-4)アルゼンチン サンパウロ]
準決勝アルゼンチン戦でPK戦の末に敗れたオランダ代表。2大会連続での決勝進出を逃し、悲しみの表情を見せるメンバーがロッカールームに引き上げる中、FWアリエン・ロッベンはスタンドへと足を運んだ。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、スタンドではロッベンの3人息子の1人ルカ君が号泣しており、隣にいる母親も慰める事が難しい中、ロッベンは我が子に近寄って声を掛けたようだ。
試合後に取材に応じたロッベンは息子のように涙を見せることはなかったが、「とても辛いね。僕たちは全力を尽くしたし、誰にも責任はないよ。僕たちは一つのチームであり、勝ったときも負けたときも一緒だ。ただ、勝つべきチームがあるならば、それは僕たちだったと思う。優勝することだけが重要だったから、今は3位決定戦にあまり興味を持てないんだ」と悲しみに打ちひしがれていた。
なお、3位決定戦は12日にブラジル代表と行われる。
メジャートップの12勝(4敗)をマークしているルーキー右腕が、ついにパンクした。ヤンキースは9日(日本時間10日)、田中将大(25)を右肘の炎症で故障者リスト(DL)に入れたと発表。復帰は最短でも23日のレンジャーズ戦となる。
田中は8日のインディアンス戦に登板したが、自己ワーストの10安打、5失点と乱調。6回3分の2で降板した。チームの発表によれば、試合後に肘の違和感を訴え、9日に遠征先のクリーブランドからニューヨークに戻ってMRI検査を受けたという。
チームドクターが不在のため、詳細な診断結果は明らかになっていないが、ジラルディ監督は「深刻なケガではないと思うが、痛みがあるようだ」と説明した。
メジャー1年目の田中は、ここまで18試合に登板して12勝4敗、防御率2・51。6月28日のレッドソックス戦では今季3度目の完投で、デビュー戦から16試合連続クオリティースタート(6回以上を3自責点以内)のメジャータイ記録に並んだ。エース左腕サバシアら開幕時の先発投手が3人も離脱する異常事態の中、一度もローテーションを飛ばさず、孤軍奮闘。5月には6試合で1完封を含む5勝1敗、防御率1・88と好調で、日本人ルーキーで95年6月の野茂英雄(ドジャース)以来、2人目の月間MVPを受賞した。オールスター(15日、ミネアポリス)には選手間投票でトップの327票を集めて選出されたばかりだった。
開幕前、日本での登板過多(通算1315・0回)を危惧する声は少なくなかった。161億円右腕の肉体はメジャーの中4日の登板間隔に耐え切れなかったようだ。
アーセナルは10日、クラブの公式ウェブサイトで、バルセロナからFWアレクシス・サンチェス(25)を獲得したことを発表した。長期契約とのみ発表されており、移籍金は公表されていない。
2011年夏にバルセロナに加入したアレクシスは、リーガエスパニョーラ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ、UEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップ(W杯)など、多くのタイトルを獲得してきた。チリ代表ではエースを務め、この夏のW杯でも活躍。ベスト16進出へとチームを導いている。
アレクシスは10日にロンドン入りし、メディカルチェックをクリア。無事契約に至った。これからバカンスを続け、チームとの合流は7月末になるとのこと。アーセナルは、初登場が8月2日と3日に行われるエミレーツ・カップになる予定と明かしている。
移籍金は公表されていないが、イギリス『BBC』や『スカイ・スポーツ』は、3500万ポンド前後と報じている。また背番号について、クラブは『インスタグラム』で近く発表すると明かした。
アレクシスはクラブの公式ウェブサイトで、次のように喜びを表している。
「アーセナルに加わることができて、すごくうれしいよ。アーセナルには素晴らしい指揮官がおり、ファンタスティックなチームがある。世界中ですごくサポートされていて、ロンドンには見事なスタジアムがある」
「新しいチームメートたちと会って、アーセナルのためにプレミアリーグやチャンピオンズリーグでプレーするのが楽しみだ。アーセナルのためにベストを尽くす。すべてのサポーターを幸せにしたい」
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