メッツの松坂大輔投手(33)が7日(日本時間8日)、本拠地でのブレーブス戦に先発。今季最長となる7回を投げ、6安打無失点と今季最高の内容だったが、救援が8回に逆転され4勝目(3敗1S)はならなかった。試合は延長11回に4-3でサヨナラ勝ちした。
同地区(ナ・リーグ東)首位の強豪相手に序盤は毎回走者を背負う苦しい投球だったが、無失点で切り抜けると4回以降は安定した。5回にはこの日2安打されていた3番フリーマンを94マイル(151キロ)の速球で空振り三振。力強い松坂が戻ってきた。
7回は3者凡退に切って取り、100球で2-0とリードしてマウンドを降りた。脇腹を痛め離脱している右腕ジーが復帰すれば、先発を外れる可能性のある不安定な立場で意地をみせた。
6月20日のマーリンズ戦から3試合連続敗戦投手で、前回登板(ブレーブス戦、1日)も5回5失点だっただけにこの日は名誉挽回となった。
決勝の舞台、聖地マラカナン競技場へとつながる最終ステップで、カナリア軍団の夢と希望は無残に打ち砕かれた。「歴史的な負け。人生最悪の試合だ」とブラジルのスコラリ監督。1-7。悲願の自国制覇に王手を懸けるはずの一戦で、信じられないスコアが刻まれた。
前半も半ばに早々と勝負は決まった。29分までに5失点。守備網が壊滅し、ネイマールを欠いた攻撃陣もまったく迫力がない。終了間際にオスカルが一矢報いるゴールを決めたが、焼け石に水。試合終了の笛が鳴り響くと、マルセロはしゃがみ込んで起き上がれず、ゲームキャプテンのダビドルイス、オスカルはあふれる涙をぬぐった。
準々決勝のコロンビア戦。ネイマールが悪質な膝蹴りで脊椎骨折の重傷を負い、担架で運び出されたシーンは悪夢でしかない。スコラリ監督は「われわれは国のために、そしてネイマールのために戦う」と決意を込め、累積警告で準決勝は出場停止だった主将のチアゴシウバも「ネイマールとともに心はピッチにある」と悲壮感を漂わせた。
この日、指揮官や選手たちは「FORCA NEYMAR」(頑張れ、ネイマール)とメッセージが入った帽子をかぶってスタジアム入り。無念の離脱を余儀なくされたチームメートを励ましたが、悲運のエースが抜けた穴は、あまりにも大きかった。
初めてW杯を自国開催した1950年大会は、最終戦でウルグアイに栄冠をさらわれた。「マラカナンの悲劇」と呼ばれる負の記憶を振り払い、歓喜に塗り替えるのが「セレソン」に課せられた使命だった。
スコラリ監督は「プレッシャーはなかった。この惨劇の責任は私にある」と強調した。威信をずたずたにされたサッカー王国。64年ぶりの自国開催で、消し去ることのできないもう一つの“汚点”をつけてしまった。(細井伸彦)
「セガサミーカップ」の優勝により、最新の世界ランキング76位に浮上した石川遼。これにより次週開催されるメジャー第3戦「全英オープン」出場の可能性が出てきた。
石川遼が2年ぶり国内V!この2年間でどこが一番変わったと思う?
石川は現在世界ランキングでのウェイティングリストで1番目につけており、1人欠場者が出れば出場権を得ることとなる。しかし、石川自身は北海道で米ツアー勝利のために“ショット力”強化を掲げて長期合宿中ということもあり、優勝時点では全英出場に慎重な姿勢を示した。どんな決断を下すかにも注目が集まる。
全英オープンは今週の欧州ツアー「スコティッシュオープン」の上位3選手(有資格者除く)と、米国男子ツアー「ジョン・ディア・クラシック」の上位1人で出場全156選手が決定する。
【全英オープン ウェイティングランキング】
1位:石川遼
2位:ロス・フィッシャー
3位:デビッド・ハーン
4位:ダニエル・サマーヘイズ
5位:ノ・スンヨル
(撮影:米山聡明)<ゴルフ情報ALBA.Net>