忍者ブログ

ドイツ、死闘制して6大会ぶり4度目V  世界一に導いたレーウ監督の“四戒” - にゅーすめぢから

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2025.07.28|コメント(-)トラックバック(-)

ドイツ、死闘制して6大会ぶり4度目V  世界一に導いたレーウ監督の“四戒”


 W杯ブラジル大会決勝が13日(日本時間14日)、リオデジャネイロのマラカナン競技場で行われ、ドイツがアルゼンチンを延長の末に1-0で下し、1990年イタリア大会以来6大会ぶり4度目の優勝を果たした。4度の優勝はイタリアに並び、最多5度のブラジルに次ぐ2位。米大陸で開催された大会を欧州勢が制したのは初めて。欧州勢の3大会連続W杯制覇も初。アルゼンチンとの決勝は3度目で、ドイツの2勝1敗となった。大会最優秀選手はアルゼンチンのメッシ(27)、最優秀GKはドイツのノイアー(28)、コロンビアのロドリゲス(22)が6ゴールで得点王に輝いた。次回大会は2018年にロシアで初開催される。

 ドイツがメッシ擁するアルゼンチンを仕留めたのはPK戦まであと7分、試合開始から113分目だった。互いに持ち味を発揮し、3大会連続の延長戦へ。延長後半8分、途中出場の22歳、FWゲッツェが、縦に突破したシュルレの左クロスに中央で完璧に反応。胸トラップから左足でボレーシュートを放つと、ボールは相手GKの右を抜け、ネットに突き刺さる決勝点となった。

 優勝が決まった瞬間、今大会縦横無尽の守備でゴールマウスを守ったGKノイアーは「これはドイツ全体で勝ち取った王者だ」と喜びを爆発させた。

 ドイツ代表は2000年欧州選手権で惨敗してから代表強化を見直した。協会とリーグで改革を推し進め、バイエルン・ミュンヘンを率いたファンハール、グアルディオラら優秀な外国人監督の影響を受けながらドイツの長所を伸ばし、独自のスタイルを築いた。いわば、ドイツのパワフルサッカーにスペインのパスサッカーをアレンジして挑んだW杯だった。優勝した瞬間のピッチには11人中7人ものバイエルンの選手が立っていた。

 4度目の世界一に輝いたもうひとつの理由に、要所で選手を管理したレーウ監督の「監督力」がある。今大会32カ国中、オフの日のSEXを禁止した国はすべて1次リーグで敗退した。ドイツは禁止せず“鉄のカーテン”を敷いたのは決勝戦前になってから。(1)合宿地からすべての女性の立ち入りを禁止(2)禁酒と禁煙の徹底(3)決勝が終わるまですべてのインタビュー取材を禁止(4)練習の完全非公開。“レーウの四戒”が最後にモノをいった。

 激闘が終わったピッチには選手の家族や子供、そして恋人たちも入って祝福の輪に加わった。

 自国リーグが財政危機と国内選手の空洞化にあえぐイタリアやイングランドが1次リーグで敗退する中、ドイツは充実した国内リーグを土台に「自分たちのサッカー」を展開。6大会ぶりの戴冠にふさわしい強さで世界一に返り咲いた。

PR

2014.07.15|コメント(-)トラックバック(-)
Copyright © にゅーすめぢから All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
忍者ブログ[PR]