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巨人・内海の遠い“完全復活” ベンチとの信頼関係崩壊も - にゅーすめぢから

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2025.07.27|コメント(-)トラックバック(-)

巨人・内海の遠い“完全復活” ベンチとの信頼関係崩壊も


 腕が振れない。球にキレがなく、変化球はことごとく高めに浮いた。

 14日のヤクルト戦。46日ぶりに一軍の先発マウンドに上がった巨人の内海哲也(32)の姿は、1カ月超の調整期間を経てもやはり、本来のものではなかった。1点を先制してもらった直後の三回。先頭打者のヤクルト1番・山田に高めのスライダーを簡単に左翼スタンドへ運ばれた。四回には4安打を重ねられ、四球も絡んで2失点。原監督に交代を告げられた。

「制球力と球のキレが生命線の内海がその2つを欠けば、厳しい言い方をすると並以下の投手になってしまうということ」と評論家の高橋善正氏がこう続ける。

「腕が振れていないのが原因ですが、単に力を入れて腕をスイングすればいいってもんでもない。ゴルフと一緒で肩と前足のヒザを開かずに我慢できなければ、インパクトの瞬間のスピードは上がらない。下半身の踏ん張りがあって初めて腕が振れ、リリースに力が入って、球離れが安定する。つまり、内海はまだ上半身と下半身のバランスも完全に取り戻していないということです」

 今季は10試合目の登板でようやく初勝利。さあ、巻き返しだ、というところで今度は左肩痛に見舞われた。6月5日に登録抹消されて今月4日に一軍合流したものの、専門家の目には、完全復活はまだ遠い、と映ったわけである。

■酷な降板劇

 その一方で高橋氏は、こんな印象も持った。

「内容がよくなかったとはいえ、3回3分の2での交代は内海の側からするとちょっと酷だとも思う。久々の先発という重圧、エースのプライドを考慮すれば、<この試合はおまえに預けた。4失点までは目をつむる>くらいの鷹揚さがベンチにあってもよかった。内海は後半戦で働いてもらわなければいけない投手。厳しく接して発奮させるのもひとつの手なら、信頼感を示して意気に感じさせるのもひとつの方法です。重圧と不安を感じてマウンドに上がったはずの内海を代えるなら、せめて無失点に抑えたイニングにし、少しでもいいイメージを持って次の登板に備えさせてもよかったと思います」

 今季は開幕投手を菅野に奪われ、本来は9日だった復帰登板もその菅野のスライドによってここまで先延ばしになった。そのうえ四回途中で交代。完全復活よりベンチとの信頼関係が崩れる方が先かもしれない。

日刊ゲンダイ

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2014.07.15|コメント(-)トラックバック(-)
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