全英リコー女子オープン第3日(12日、英サウスポート・ロイヤルバークデールGC、6458ヤード、パー72)今季メジャー第3戦は日本勢が史上最多の8人が予選を通過し、第3ラウンドが行われた。60位から出た森田理香子(24)=リコー=は5バーディー、1ボギーの68。通算2オーバーで20位に浮上した。日本勢トップの16位からスタートした宮里藍(29)=サントリー=は72で通算1オーバーのまま。17位となった。68で通算4アンダーとした朴仁妃(26)=韓国=が単独首位に立った。
青空が広がり、風もなく陽気に包まれたコースでバーディーラッシュを見せた。森田が予選通過ぎりぎりの60位から一気に20位まで浮上した。会心のプレー。ジョークも口にする余裕もあった。
「すごくいいスタートが切れて、流れよくいけた。全部良かった。きょうが良すぎてあしたが怖い」
1番(パー4)で4メートル、2番(パー4)も1・5メートルを沈めて4ホールで3バーディーと勢いに乗った。11番こそ3パットのボギーとしたが、ロングホールの15、17番では2オンに成功。楽々とバーディーを奪った。
昨年の悪夢を振り払った。初出場だった1年前の第3ラウンド。一時プレーが中断するほどの強風を経験してバーディーなしの8ボギー、3ダブルボギーの86の大たたきでリンクスの“洗礼”を浴びた。
「去年と違って天気が良くて風がない。いいイメージができていた」
ショットが好調で18ホールで一度もグリーンを外さず、パーオン率100%。非の打ち所のないラウンドだった。今大会はホステスプロということもあり、大会前からプロアマ戦などで大忙し。それでも、メジャーで自身初のトップ10入りが狙える位置に浮上した。
「残り1日、きょうみたいなプレーができれば言うことない」
最終日は少しでも上を目指す。昨季日本ツアーの賞金女王が勢いに乗った。