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にゅーすめぢから

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2025.07.28|コメント(-)トラックバック(-)

巨人・内海の遠い“完全復活” ベンチとの信頼関係崩壊も


 腕が振れない。球にキレがなく、変化球はことごとく高めに浮いた。

 14日のヤクルト戦。46日ぶりに一軍の先発マウンドに上がった巨人の内海哲也(32)の姿は、1カ月超の調整期間を経てもやはり、本来のものではなかった。1点を先制してもらった直後の三回。先頭打者のヤクルト1番・山田に高めのスライダーを簡単に左翼スタンドへ運ばれた。四回には4安打を重ねられ、四球も絡んで2失点。原監督に交代を告げられた。

「制球力と球のキレが生命線の内海がその2つを欠けば、厳しい言い方をすると並以下の投手になってしまうということ」と評論家の高橋善正氏がこう続ける。

「腕が振れていないのが原因ですが、単に力を入れて腕をスイングすればいいってもんでもない。ゴルフと一緒で肩と前足のヒザを開かずに我慢できなければ、インパクトの瞬間のスピードは上がらない。下半身の踏ん張りがあって初めて腕が振れ、リリースに力が入って、球離れが安定する。つまり、内海はまだ上半身と下半身のバランスも完全に取り戻していないということです」

 今季は10試合目の登板でようやく初勝利。さあ、巻き返しだ、というところで今度は左肩痛に見舞われた。6月5日に登録抹消されて今月4日に一軍合流したものの、専門家の目には、完全復活はまだ遠い、と映ったわけである。

■酷な降板劇

 その一方で高橋氏は、こんな印象も持った。

「内容がよくなかったとはいえ、3回3分の2での交代は内海の側からするとちょっと酷だとも思う。久々の先発という重圧、エースのプライドを考慮すれば、<この試合はおまえに預けた。4失点までは目をつむる>くらいの鷹揚さがベンチにあってもよかった。内海は後半戦で働いてもらわなければいけない投手。厳しく接して発奮させるのもひとつの手なら、信頼感を示して意気に感じさせるのもひとつの方法です。重圧と不安を感じてマウンドに上がったはずの内海を代えるなら、せめて無失点に抑えたイニングにし、少しでもいいイメージを持って次の登板に備えさせてもよかったと思います」

 今季は開幕投手を菅野に奪われ、本来は9日だった復帰登板もその菅野のスライドによってここまで先延ばしになった。そのうえ四回途中で交代。完全復活よりベンチとの信頼関係が崩れる方が先かもしれない。

日刊ゲンダイ

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2014.07.15|コメント(-)トラックバック(-)

元川悦子の一蹴入魂:香川、ゲッツェのゴールを刺激に…


バイエルン・ミュンヘン勢を軸にボールを支配し攻めを組み立てるドイツに対し、最終ラインを統率するデミチェリス(マンC)や攻守の要・マスチェラーノ(バルセロナ)を軸とした組織的守備で応戦するアルゼンチン。まさに一進一退の攻防が続いた13日の2014年ブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝の決着をつけたのは、延長後半8分のマリオ・ゲッツェ(バイエルン)の値千金の決勝ゴールだった。アンドレ・シュールレ(チェルシー)の左サイドの突破からのクロスを胸トラップして左足で蹴りこんだこの一撃は、老獪な戦いを見せていたアルゼンチンを沈めるのに十分すぎた。

「(ボルシア・)ドルトムント時代の選手もいるので、彼らの活躍を楽しみにしていますし、ぜひドイツに優勝してほしいです」と、12日に川崎市で行われたイベントでこう語ったという香川真司(マンU)は、かつての盟友の大活躍を喜ぶとともに、どこか悔しさは感じているに違いない。

香川がドルトムントユースからの生え抜きであるゲッツェと出会ったのは、2010年夏。彼が南アフリカW杯で日本代表落選の屈辱を強いられ、ドイツで再出発を切ったときだった。ユルゲン・クロップ監督の抜擢に応えた香川は開幕から凄まじいゴールラッシュを見せ、瞬く間に攻撃陣の中核に。この時点では彼の存在感はゲッツェを上回っていた。その香川が2011年アジアカップ(カタール)で右足第5中足骨を骨折し、長期離脱すると、指揮官はゲッツェを重用。若きアタッカーはブンデスリーガ制覇に大きく貢献した。翌2011-12シーズンはゲッツェがケガで離脱を強いられる時期が長かったものの、2人の息の合ったコンビが光る場面は少なからずあった。レヴァンドフスキ(バイエルン)、グロスクロイツ(ドルトムント)らとともに見せた最高の連携、そしてリーグ2連覇の歓喜を香川自身も忘れたことはないはずだ。

そして2012年夏、香川は一足先にユナイテッドへステップアップ。ゲッツェも1年遅れて2013年夏に憧れのバイエルンへ移籍した。世界屈指の名門へ赴けば、ドルトムント時代のようにコンスタントに試合出場は叶わなくなる。その状況は香川もゲッツェも同じだった。実際、昨季のゲッツェはリーグ戦27試合に出場。ジョーカー的な使われ方が多かったものの、10ゴールをマークした。香川もファーガソン監督が率いていた2012-13シーズンは20試合に出場し、6ゴールを挙げた。移籍1年目の2人の数字はそこまで大きな差はなかった。

けれども、香川の場合はご存じの通り、2シーズン目の昨季にサッカー人生最大の苦境に直面した。シーズン無得点という信じがたい結果に終わり、持ち前の得点感覚に陰りが見られたのは確かだ。その影響がブラジル本大会にも如実に出てしまった。ザッケローニ監督が不振の香川を第2戦・ギリシャ戦(ナタル)で先発から外したのも本人にとっては大きな衝撃だっただろうが、今大会の彼はあまりにも良さを出せなさすぎた。ファイナルで世界を震撼させる一撃を決めたゲッツェとの明暗が大きく分かれたのも、やはりW杯前のシーズンの出来不出来による部分が大だったのではないか。

だからこそ、香川は次の4年間はコンスタントにクラブで活躍できる状態に持っていく必要がある。新シーズンのマンUはオランダを今大会3位に導いたルイス・ファン・ハール監督が指揮を執ることになる。昨季までの主力であるルーニー、ファン・ペルシは残留し、昨季途中に移籍してきたマタもいる。今大会を通して存在感を発揮したベルギー代表フェライニやエクアドル代表バレンシアもいる。若く成長著しいヤヌザイ、アスレチック・ビルバオからの移籍組のエレーラもポジション争いに加わってくる。ブラジル大会で良いところをほとんど見せられなかった香川は非常に厳しいスタートを強いられるだろう。

「世界と戦う上で、本当のトッププレーヤーであったり、相手に脅威を与えられる選手、チームの雰囲気っていう意味では、自分は世界の強豪とやったときに差が出てしまっている。そこをつかみ取るには一人ひとりが所属クラブで勝ち取っていくしかないのかなってすごく感じます」と最終戦・コロンビア戦(クイアバ)で惨敗した後、本人もしみじみ語っていた。だからこそ、3シーズン目となるユナイテッドでは死ぬ気で戦っていくしかない。

すべての力を出しても出場機会をコンスタントにつかめないのであれば、レンタル移籍を志願して、自分の力を発揮できる環境に移るのも一案だ。もちろん移籍金の問題などもあるだろうが、サッカー選手として最も脂の乗った今の時期をベンチで過ごすことはマイナスだ。香川にとって次の4年間の一歩となる今季がどうなるのかが大いに気になる。いずれにしても、短期間で開いたゲッツェとの差を埋めて、形勢逆転するくらいの勢いを、彼には今一度、見せてほしいものだ。


文/元川悦子
1967年長野県松本市生まれ。94年からサッカー取材に携わる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォロー。特に日本代表は練習にせっせと通い、アウェー戦も全て現地取材している。近著に「日本初の韓国代表フィジカルコーチ 池田誠剛の生きざま 日本人として韓国代表で戦う理由」(カンゼン刊)がある。



(C)Goal.com

2014.07.15|コメント(-)トラックバック(-)

C大阪・柿谷、国内ラストマッチでベンチ入りか 監督「楽しみにして」とにやり


 サッカーのスイス1部・バーゼルに移籍するJ1C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が14日、大阪市内で移籍前最後の練習に参加。

 当初、国内ラストマッチとなるきょう15日の川崎戦(金鳥ス)は欠場予定だったが、練習後はほかの選手とともにクラブバスに乗り込み、ベンチ入りする可能性が高まった。「しっかり勝って送り出してもらえるように頑張ります」。マルコ・ペッツァイオリ監督(45)も柿谷の起用について「楽しみにしてください」とにやり。川崎戦後にはセレモニーが行われる。 (舞洲)

2014.07.15|コメント(-)トラックバック(-)
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